SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
03/26/2013
愛用しているレンズ、“AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G” は、D700との組み合わせでは何の不満も無かったのに、D800Eでは色収差に悩まされていました。35mm 単焦点は一番良く使うので、近頃ずいぶんと評判のいい、 “SIGMA 35mm F1.4 DG HSM” を、NIKKORはドナドナする前提で購入しました。
SIGMAのレンズもかっこ良くなりましたね。では早速試し撮り。
どちらもD800Eに装着し、f/1.4, ISO100 で撮って、RAWファイルをAperture 3.4.3のデフォルトで現像しました。
NIKKORは、花びらの輪郭やグラスのハイライト部分に色収差による緑色が乗っていて、ボケがすっきりしてませんが、SIGMAはクリアに描写しています。
中央のピントが合っている部分もSIGMAの方がシャープで、紫と白のコントラストがしっかりとしているように感じます。
あとは好みの問題だと思うんですが、色収差が気にならなくなっただけでも嬉しいです。
NIKKORの収差はニコン純正のCapture NX2で現像すれば自動的に補正されるのかもしれないですが、僕はApertureのお手軽現像しかしないので、こうやって光学的に解決されている方が気持ちがいいです。
と、ここまで書いて、こんなに差がつくのものなのかなぁという気がしてきました。たしかにDxOMarkのテストで色収差は大きめなんですが、ここまでひどいのは、知らない間にぶつけて軸がずれてしまっただけのような気も。。。このまま手放すのも惜しいのでニコンに調整に出してみようかなぁ。。。
いや、このくらいの収差はかなり優秀な部類に入るのに、DP2 Merrillのような怪物と比べるからいけないんだ。この程度はレンズの味として受け入れるべきで、ちょっと気にしすぎたのかな。新しいレンズを買うと古いレンズがやたらと可愛く思えるから困ります。。。というか本来持っていた良さに気づかされますね。