コーディング
Office:mac 2008 Launch Celebration

ワープロの新しい価値

小学校の先生からすばらしいコメントをいただきました。

横浜で小学校の教員をしています。 今日も、egword Universal 2でおたよりを作りました。 子どもたちの日記を集めた物で、縦書きの2段組です。レイアウトグリッドを使っているので、上下の行がそろってきれいにできます。 スマートインライン変換のおかげ、小学生向けの中途半端な漢字とかなの交じった文章の入力もだいぶ楽になりました。 ワープロの新しい価値って何でしょうね? 自分の日記がおたよりに載った子どもたちは、 「わたしの日記がおたよりにのってうれしかったことを今日の日記に書きたいです。」といいます。

私が作っているものは単なる道具にすぎません。それを使って生み出されるコンテンツにこそ価値があり、そのコンテンツは人々に新しい知識を与え、心を揺さぶり、世界を変える事もあります。価値あるコンテンツを生み出すのは常に人間であるユーザです。道具が世の中を変えられるなどという考えは傲りであり、大ヒットしているiPod もすばらしい音楽があるからこそ存在意義があるのです。

ワープロはビジネスツールとして生産性を高める事に重きを置いて発展してきました。請求書のような定型文書を効率よく書くことができ、チラシならワードアートでちょちょいのちょいというわけです。さらにあらゆる文書作成で使えるように様々な機能が追加されてきました。

このように文書作成ツールとして確固たる地位を築いたように見えたワープロでしたが、定型文書はデータベースに、見栄えが重要な文書はパワーポイントというように、ユーザは他のジャンルのソフトにどんどん乗り換えていきました。本来の使い方であるシンプルな長文作成をしようと思っても重くて使えないという声をよく聞きます。万能ナイフは手持ちの道具がそれ1本しかないときには大いに役に立ちますが、使い勝手は専用の道具にかないません。

私がまず最初に取り組みたいと思うのは、文章を書くためのシンプルな道具です。万能ナイフではなく切れ味のいいフォールディングナイフのような道具です。書く人が集中できて気持ちよく書くことができ、出来上がったものを気持ちよく読んでもらえる、そのお手伝いをさせていただければと思います。これまでにそういうコンセプトで作られた製品もありましたし、私の尊敬する方が作っているシェアウェアも同じ気持ちで作られています。

「この製品を使ってどんな文章を書いてもらえただろう、その文章はどんな風に読まれたのだろう」と、いつも楽しみに思えるようなモノづくりを心がけていきたいと思います。これが私の考える新しい価値です。

いつの日か私の作った道具でどんどんコンテンツを生み出してもらえるようにがんばります。

よく尊敬する上司に言われますが、私はワガママなガキなんだそうです。

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